
名代おでん 安兵衛
2025. 10. 12
2025. 10. 09
名代おでん 安兵衛|60年以上愛される黒い出汁が染みる老舗おでん屋
お気に入りポイント
- 黒い出汁の深みとやさしさ
- 一品ずつ丁寧に仕上げられたおでん
- 落ち着いた老舗の雰囲気
残念ポイント
- 支払いが現金のみ
- 人気で混雑しやすい
口コミ・レビュー・感想
中央区の中洲にある「名代おでん 安兵衛」に行ってきました!
おすすめメニューやお店の雰囲気、実際に食事をした感想など、写真とともに詳しく紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
おでんが美味しい!

名代おでん安兵衛といえば、やはりおでんの味わいが格別。
60年以上継ぎ足された黒い出汁は、見た目ほど濃くなく、ひと口食べれば優しい旨みがじんわり広がります。
どの具材にも丁寧に味が染み込んでいて、ひとつひとつが主役級。
印象に残ったおでんの具を一品ずつ紹介していきます。
黒く染みた大根、見た目以上に優しい味

鍋の中でじっくり煮込まれた大根は、真っ黒に染まるほど出汁がしみしみ。
けれど口に運ぶと意外にも優しい味わいで、出汁の旨みがふわっと広がります。
香りと深みのある出汁が大根にしっかり染みていて、まさにこれぞ安兵衛の味。
つるんと食べやすい糸こんにゃく

ちゅるちゅるとした喉ごしが心地よく、噛むたびに旨みが感じられます。
出汁をよく吸っており、箸休めというより立派な主役のひとつ。
一番好きなあつあげ、噛むほどに出汁があふれる

個人的に一番お気に入りだったのがあつあげ。
表面は香ばしく、中からじゅわっと出汁が染み出します。
思わずおかわりしてしまうほど、シンプルながら深い美味しさでした。
具だくさんのがんもで出汁を堪能

中にぎっしりと具が詰まったがんもは、噛むほどに旨みが溢れます。
やわらかく、それでいて形が崩れない絶妙な煮込み具合。出汁との調和が見事です。
黒板限定の「ゆば」は見逃せない逸品

レギュラーメニューではなく黒板に書かれていた「ゆば」を注文。
たっぷりと盛られたゆばは、しっとりと出汁を含んでやさしい味わい。
特別感があり、思わず「また食べたい」と感じる美味しさでした。
出汁を吸い尽くしたしいたけ

しいたけの旨みと出汁のコクが混ざり合い、噛むほどに幸せが広がります。
肉厚で、噛んだ瞬間にじゅわっと出汁があふれる満足感。
わかめのシンプルな旨さが沁みる
出汁をしっかり吸いながらも、海の香りを残したわかめ。
地味に見えても、食べ進めるとその存在感に気づきます。
春菊のほろ苦さがクセになる
出汁をたっぷり吸った春菊は、苦味がやや強め。
でもその苦味が心地よく、クセになる味。
おでんの中で少し大人の役割を果たしていました。
お通しから始まる「安兵衛ワールド」

お通しは味噌を添えた大根とめざし。
この味噌をおでんに少し付けて食べても相性抜群。
一品目から「和の旨み」をしっかり堪能できます。
メニューについて


安兵衛のおでんは、定番から季節限定まで種類が豊富。
大根や厚揚げ、がんもなどの定番はどれも出汁がしっかり染みていて、見た目よりもやさしい味わいです。
黒板に書かれた旬の食材メニューも人気で、この日は「ゆば」や「春菊」が登場。
お酒に合う一品料理もあり、めざしやぬたなど昔ながらの味が楽しめます。
どの料理も丁寧に作られていて、長年愛される理由がわかる一軒です。
老舗のぬくもりが漂うおでん屋「安兵衛」


「名代おでん 安兵衛」は、1961年(昭和36年)創業の老舗おでん屋。
西中洲の一角で60年以上愛され続ける名店です。
創業当初から継ぎ足し続けられてきた黒いおでんだしが名物で、見た目こそ濃いものの、口にすると驚くほどやさしい味わい。
その「見た目と味のギャップ」こそが、安兵衛の真骨頂。
店内は静かで落ち着いた雰囲気。
常連さんと店員さんが地域の話や昔話をしている様子を聞いていると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたような心地よさがあります。
カウンター越しに温かい出汁の香りが漂い、一人でも気軽に入れる空気感。
支払いは現金のみですが、それもまた老舗の味わいの一部。
おでんと人情が詰まった、まさに“博多の夜の原点”のようなお店でした。
ピックアップメニュー
- 大根
- 275円
- こんにゃく
- 275円
- あつあげ
- 275円
- わかめ
- 275円
- たまご
- 385円
- 糸こんにゃく
- 385円
- しいたけ
- 385円
- 春菊
- 385円
- がんも
- 440円
- ゆば
- 550円
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