2025. 07. 27
超クウガ展 福岡会場に行ってきた!展示も立像もグッズも全部最高!
仮面ライダークウガ放送から25年。
大好きだったクウガを、改めて体感できる展覧会「超クウガ展」が開催中です。
僕はリアルタイムでクウガを見て育った世代。
だからこそ、会場に一歩足を踏み入れた瞬間、オダギリジョーさんの声が聞こえてきて…もう涙腺が崩壊しそうでした。
福岡会場は、ソラリアステージ6Fの西鉄ホール。期間は2025年7月12日(土)〜8月3日(日)まで。
ぜひ、あの頃の気持ちをもう一度思い出しに行ってみてください。
クウガとトライチェイサー2000、そしてオダギリジョーさんがお出迎え




まず目に飛び込んでくるのが、等身大クウガの立像と、トライチェイサー2000。
あの当時、テレビ越しに何度も見たヒーローとバイクが目の前に!
しかもオダギリジョーさんの音声がお迎えしてくれます。「来てしまいましたね」って言ってました笑
クウガ誕生の裏側へ
会場奥には、クウガの企画書や初期デザイン画がズラリ。
仮面ライダーの伝統を引き継ぎつつも、まったく新しいヒーローを生み出そうとした熱量が伝わってきて、鳥肌が立ちました。
クウガって、完成されすぎてて当たり前のように思ってたけど、こうやって試行錯誤の積み重ねでできてたんだな…と感慨深くなりました。
台本ゾーンでは、作品の重みを改めて感じた




次に展示されていたのは、本物の台本たち。
中には同じ回の台本が3つあったりして、しかもその回は「自分」というファンの中でも話題の回。
やっぱり大変だったんだなーって感慨深い気持ちになりました。
台本には東映の三角マークがなく、その代わりに「Toei」という手書き風のロゴが入っていました。
このことからも、それまでとは違う意識で作品と向き合う並々ならぬ決意が伝わってきますね。
グロンギ部屋のミニチュアがえぐかった



また、当時練馬区大東泉の東映東京撮影所に存在した築40年の長屋の一画に、文芸チームが常駐していた部屋があり、なぜか「グロンギ部屋」と呼ばれていました。
そこにはオダギリジョーさんも来ることがあったそうで、いくつものアイディアがここで生まれたんですね。
その部屋を再現したミニチュアがものすぎクオリティでした。
クウガの立体ゾーンが圧巻すぎた









グローイング、マイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタンが全身立像で並ぶ圧倒的な空間。
一歩進むごとに「うわっ…」って声が漏れちゃう。テンションMAXです。
ガイド音声を聞いているとフォームごとにオダギリジョーさんが説明してくれて楽しさ倍増でした。
ペガサスボウガンの先には、メ・バヂス・バがちゃんといて、細かいこだわりが最高です!
ガイド情報によると、グローイングフォームは当初予定はなく、五代雄介の優しさを考えたらいきなり戦闘モードにはならないだろうということで生まれたフォームだそうです。
グロンギゾーンも本気すぎた…






グロンギの設定資料、怪人の造形、そして薔薇のタトゥの女の立像まで…。
今回の目玉の一つの「薔薇のタトゥの女の怪人体」はびっくりしました。知らなかった。
立体像は、頭の部分の小さな試作品までしっかり作り込まれていてすごかったです。クウガのように、立体になるまで練りに練られた過程があったことがとてもわかります。
当時、とても怖かった34話「戦慄」35話「愛憎」の怪人ゴ・ジャラジ・ダの顔まであって、大人になっても怖かったです。
あと、音声ガイドで、薔薇のタトゥの女を演じていた七森美江さんが怪人体を見て何と言うかという問いがありましたが、みなさんわかりましたか?
オダギリジョーさんの予想は「ボセグバダギザグ バビバ」とか。
ポレポレが、そこにあった



あの喫茶店が、まさか実寸で再現されているとは。
椅子もテーブルもそのままで、クウガの切り抜きのハイライトまで、そして、「味と香りの」って始まる電話もあり、高まります。
五代雄介やおやっさんの優しい笑顔が思い出される温かな空間でした。
アメイジングパワー炸裂






全てのライジングフォームとビートチェイサー2000が圧巻でした!
壁にはドラゴンロッド、ペガサスボウガン、タイタンソードのライジング版もあり、ゴウラムまで。
CSGの武器を全て持っている見たからすると憧れのディスプレイ。家でも同じように飾れたらどんなに最高か…。
ちなみに、ガイド情報ですが、当時最強フォームを中盤に出して欲しいとの要望が、玩具メーカーからあったそうです。ただ、中盤に最強フォームを出すとそれ以降のグロンギとのバランスが悪くなるため、中間フォームのライジングが誕生したそうです。
しかも、アメイジングマイティは当初予定はなく、グローイングフォームと同じでストーリー上存在した方が自然ということで登場したフォームだそうです。
全話解説
エピソード解説のボリュームがすごすぎる。
各話ごとにこぼれ話としてエピソードが紹介されていて、動画が流れていたのでここはとても見入ってしまいました。
こぼれ話を読みながら、「あ、トラウマ回だ」「この回すごい緊張感あった…」って、記憶がどんどん蘇ってきます。
未確認生命体第0号の死亡を確認という新聞記事も初めて見ました。
凄まじき戦士となってン・ダグバ・ゼバとの最終件戦



クウガが凄まじき戦士のアルティメットフォームに変身して、ン・ダグバ・ゼバと戦うシーン。
吹雪の中、ン・ダグバ・ゼバは笑いながら、五代雄介は泣きながら殴り合う名シーン。
とても再現されていました!最高です。足元の雪もとても細かく臨場感が半端ないです。
グッズコーナーも充実すぎて散財必至


最後は物販。
クリアファイル、パンフレット、Tシャツ、…目移りして、気づいたらショッピングバックパンパン。
公式図録とバトル写真集はおすすめ!読むほどにまた泣ける。
福岡会場限定デザインの「ペナントキーホルダー」はドラゴンフォーム

福岡限定のペナントキーホルダーも見逃せません。
ドラゴンフォームのデザインがめちゃくちゃカッコよくて、気づいたら手に取ってました。
入場特典のポストカードもドラゴンフォームで福岡感満載の超クウガ展でした。
まとめ
本当に最高でした。
リアルタイムで見ていた世代にとって、「クウガ」はただのヒーローじゃない。
優しさと強さ、命の重さ、人の可能性。
それを教えてくれたのが五代雄介であり、クウガだった。
そんな作品の魂が、25年経った今、これほどまでに大切に扱われ、再構築された展示を見れたことに、心から感謝したいです。
気になっている方は是非!!!
オダギリジョーさんによる音声ガイドがおすすめです。
スマホでQRを読み込んで聞く形式のため、イヤホンを忘れないように気をつけてください。
下記は音声ガイドの目次です。
ROOM2:様式美からの飛躍
ROOM3:物語を紡ぐ
ROOM4:戦うための姿
ROOM5:漲る撮影現場
ROOM6:ゲゲルン・ムセギジャジャ
ROOM7:極まる強さ
ROOM8:みんなの笑顔のために
ROOM9:青空の向こう側
音声ガイドは90分の時間制限があるんですが、時間が足りず最後まで聞けなかったという声がSNSで確認できたので、時間配分も気をつたいですね。
- 店舗名
- 西鉄ホール
- 営業時間
- 平日 12:00~18:00(最終入場 17:30) 土日祝 10:00~18:00(最終入場 17:30)
- エリア
- 天神
- 支払い方法
- 当日券は現金のみ
- 住所
- 福岡県福岡市中央区天神2丁目11−3 ソラリアステージビル 6F